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子宝カウンセリング

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鍼灸治療を伴わない3時間の子宝カウンセリングは、長野本院と東京分院の両方で承ります。

遠方で通院はできないかたや既に他所で施術をお受けになられている方も、その日一回のみのカウンセリングで結構です。是非お越しください。

個々の体質にあった食事療法をメインに、他所では聞けないとっておきの妊活にまつわるお話をさせていただきます。その日からお役に立てるはずです。

鍼灸師として約20年ほど子宝治療(不妊治療)を行って来ました。

終戦直後の昭和20年、初産の平均年齢は23歳でした。昭和50年に25歳を越えて、現在は約31歳です。

昭和50年頃まだは、不妊という社会問題は存在していませんでした。普段殆ど聞くことない問題だったのです。

初産の平均年齢が30歳を超えたあたりから不妊は社会問題になり、少子化の一端にも挙げられるようになりました。

25歳でも30歳でも妊娠のメカニズムは同じです。35歳だと自然妊娠が難しくなるカップルが著しく増えて、40歳を超えると自然妊娠ができたらラッキーという割合になります。

50歳くらいまで月経はあるのに45歳以降の出産は高度医療での妊娠を含めてもごく僅かしかありません。

加齢と不妊が比例関係にあるのはどうしてなのか。私の不妊治療はまずはそこからスタートしました。そして、30歳で授かりにくくなっている人と35歳でも気をつけないとすぐに妊娠してしまう人は何が違うのか。

数百人の不妊患者を診ているうちに、これは卵巣の老化の問題だけではない。卵子の加齢による劣化というのは現象であって、不妊の問題は非常に個人差の大きい「内分泌と分解酵素が原因」であるという事に辿りつきました。

卵子の質の劣化は近年まで、原始卵胞細胞が長い期間化学的、物理的なストレスを受けてきた結果だとされてきました。でもそれは理化学研究所の実験結果によって既に否定されています。

ストレスを受け続けた原始卵胞の問題ではなくて、むしろ2次卵母細胞に対して排卵直前に分泌されるタンパク質分解酵素分泌のタイミングや量が妊娠を不可能にする染色体異常を引き起こす一番の要因であることがわかりました。

既にご存知かと思われますが、卵巣や子宮といった婦人科系臓器を滋養成長させる物質は女性ホルモンです。特に基礎体温の低温期に分泌される卵胞ホルモンにその役割があります。

しかし、ホルモンという物質は一生で使用される分でもたったスプーン一杯分であるということのようなのです。それはホルモンは単なる指示書(設計図)でしかないからです。

実際指示書に従って卵巣や卵子、子宮を滋養するのは酵素(こうそ)です。一枚の設計図で大きな家が立つのと同じように、微量の女性ホルモンで大量の酵素分泌があり、それが受精や受胎を可能にします。

一つのホルモンの指示で数十種類の酵素が連携して働きます。家に例えるならば、基礎工事、外装、内装、電気設備など。そして、この酵素というのは一種類あたり更に数十類の補酵素によって作られています。

補酵素の種類としては、ビタミン、ミネラル、アミノ酸、脂肪酸などが挙げられます。家に例えるなら材木やネジにあたります。そして近年これらの補酵素は数千種類のフィトケミカルズからなっていることもわかっています。

この中のいずれかの微量素が一つでも不足すると、酵素の働きは鈍ります。一つの酵素の働きが低下すると女性ホルモンの指示が出ていても(女性ホルモンの数値が正常でも)婦人科系臓器が滋養されにくくなるのです。

じゃあやっぱり補酵素という名の栄養素の問題か。

いえ、食事で摂取した栄養素がそのまま血液に運ばれるのであれば単純に食事の改善で良いのですが、食事から摂取した栄養素がそのまま血液に運ばれるのは一部です。

多くの補酵素は摂取した食べ物が腸内細菌によって分解化成されて細分化し、毛細血管に運ばれて行きます。

ですから、女性ホルモンの指示に対して婦人科系臓器が若々しくいられるかどうかは、腸内環境によって決まると言っても過言ではありません。

では、23歳と30歳で腸内環境にそれだけの違いが出るのか、という事になります。

よく、25歳はお肌の曲がり角と言います。実際多くの女性はそれを実感されていると思います。

人は25歳頃に腸内環境に大きな変化が起こります。

善玉菌の代表は乳酸菌ですが、乳酸菌というのは副産物で乳酸を作る菌の総称です。実際に作られる主産物が人体に有益なものであれば善玉菌です。

逆に人体に老化などの悪影響を与える物質を悪玉菌と呼びます。

10代の腸内細菌は善玉菌2に対して悪玉菌1の割合と言われています。そして、残りの7割は数が多い方に味方する日和見菌です。多数派に日和るわけですからお肌ピチピチの若い頃は善玉菌が9割で悪玉菌が1割です。

若い頃の腸は補酵素を大量に生産するので、頭脳にも、食べ物の消化にも、生殖機能にも、肌の代謝などその他の活動にも同時に大量の酵素が使用されてまだ余りがありました。

これが加齢によって善玉菌と悪玉菌の割合が逆になって行きます。その割合の逆転が25歳頃に起きると言われています。

そして、加齢とともに善玉菌1に対して悪玉菌2の割合に変化していくのですが、日和見菌が悪玉菌に加担するので老化が顕著になってくる頃には善玉菌1対悪玉菌(日和見菌含)9の割合に変わります。

鍼灸治療を受けていると卵子の育ちが良くなって排卵がスムーズになりますが、理由の一つは補酵素を細胞に運び込む血流、新陳代謝が良くなるからです。

それと、総量が減ってしまった補酵素を女性ホルモンの指示に優先して使わせるツボがあるので、そうしたツボ刺激で妊娠を促します。

ですから鍼灸治療で妊娠させるかたが多いのです。

しかし、いくら新陳代謝が良くなって女性ホルモンの分泌が促進されても、補酵素一つの欠落があれば女性ホルモンの指示が正常に行われていても酵素不足で受胎まで辿りつけません。

男性ホルモンと精子の関係でもそうです。受精の際に精子が卵膜に穴を開けますが、この際に精子の核からアクロシンと呼ばれるタンパク質分解酵素やヒアルロニターゼという糖質分解酵素が欠落すると卵膜に穴は空きません。受精困難になり顕微受精が必要になります。

受精卵が子宮内膜にハッチングする際に卵子の栄養膜からタンパク質分解酵素が分泌されないと、受精卵は子宮内膜に留まることができません。

子宮内膜を分解する酵素が受精卵から分泌されないと内膜の深部に着床することができません。

着床した受精卵は卵子というお母さんの細胞を酵素で溶かして赤ちゃん細胞に変えていきます。

胎盤ができるころにお母さんの膵臓からキモトリブシンというタンパク質分解酵素が運ばれて赤ちゃんの幕が溶かされて自力で育ち始めますが、その日から今度は赤ちゃんが自分の臓器で酵素を生産して身体を成長させて行きます。

ホルモンは大事ですが、多くは生まれつき持っている指示書にすぎません。

大事なのは腸内細菌が作り出す酵素です。腸内環境を10代に戻す事はできなくても、食べものや運動、睡眠、呼吸法、ストレス緩和などによって腸内細菌の質や量を改善させることができます。

ですから、貴方にあった腸活はどういうもので、日頃を何を食べて、何を食べてはいけなくて、日常生活の何に気を配るか。そこに重きが置かれるのです。

そういう事がわかって妊活を行うのと、ただ闇雲にネット情報から拾った妊活法を試してみるのとでは、結果に大きな差が出るのは当然です。

私は鍼灸の子宝治療を行う際にはいつも必ずまずはじめにそうした、食生活や日々の過ごし方について時間をかけてお話しします。

ただ、治療を行う鍼灸院は日本中にたくさんありますが、凜花堂イリシア鍼灸院に通える方はごく一部のかたです。

鍼灸治療は日本中どこでも受けられますが、妊活に必要な腸活を中心にした個人個人にあったカウンセリングを受けられる場所は他に聞いたことがありません。

母体も赤ちゃんの身体も全部お母さんが食べたものでできている。そこに問題の根底があることは初めから分かっていました。

そこを抜きにして新陳代謝を高める治療だけで授かる人は、元々多種多様な補酵素の蓄えが充分なかたです。

25才までは妊娠に必要な材料は全部腸が作ってくれていました。

25歳を過ぎると不足する補酵素が出てきます。バリエーションの少ない、いつも似たようなものを食べているかたには特に補酵素の不足が目立ちます。

こうした鍼灸以外からの様々なアプローチが功を奏して、妊活専門院と間違われることの多い子宝の「イリシア鍼灸院」が出来上がりました。

息子の東京進学にあわせて、11年ぶりに週の半分を東京で過ごす予定でいます。

信州で培ったイリシア流の妊活法を、たくさんのかたにお試しいただきたいと思います。

お子さんを授かりたくて、一生懸命に身体のメンテナンスをしているかたが更に機能的なメンテナンスを強化しても、赤ちゃんを授かる上で必要な部品の一つが欠落しているために授かることができない。そういうかたは大勢いらっしゃいます。

現代医学は女性ホルモンという設計図を投与するところまでしか進んでいません。酵素や補酵素は主に栄養学の分野に属していて、医者も鍼灸師も学校では殆ど教わってきません。驚くほど皆さんご存知ないのです。

栄養士さんの中には妊活に良いという栄養素や食事を提案してくれるかたがいらっしゃいます。ただ、残念な事に栄養士は患者の身体を診察することができません。医療者ではありませんから。

また、必要な栄養素の話はされますが、血液を汚す、妊活には御法度の食材についての話をされるかたは殆どいません。私だって多くの患者さんにご協力いただき、実践してみてわかったことです。誰に教わったわけでもありません。

食事療法を行う上で20年間、おそらく100種類以上の食品、食材、サプリメントなどを試してきました。

逆に敢えて食べないようにしてもらった食材もあります。

こういうことを書くと、何か買わされる!マンツーマンで3時間枠のカウンセリングにしては安すぎる。サプリメントとか絶対何か買わされる。何十万円もするサプリのセットとかローンで契約させられる。

そのように勘繰られるかたはいらっしゃると思います。

実際美容やダイエット、妊活などのカウンセリングと称して、鍼灸院でも結局何十万円もするようなサプリメントを購入させられるケースは後を断ちません。

当ホームページの「喜びの声」をお読み頂ければお分かりになると思いますが、私どもはビジネスは行いません。あくまでも真っ当な医療者として子宝を希望される皆様に寄り添いたいと日々精進しています。

ただ、20年間試してきた食品や食材の中には是非ともお試し頂きたいものはあります。それらを簡単にはご紹介させていただくと思います。

妊活に利用したいものがあれば、ご自身で直接お買い求めください。取り扱い企業との交渉で、イリシアの名前を伝えると一般のかたが購入できる最安値よりも更にお安くお求め頂けるようにできたものがあります。

また、こうした食品の存在は企業秘密ではありませんが、比較的安価で生産量が少なくネット情報としてインフルエンサーに拡散されると品薄や欠品になるような事が過去に何度かありました。ですので食品名などは公表を控えさせて頂きます。

ご了承ください。

普段は長野本院で仕事をしています。

まずはメール、お電話などでご相談ください。

近くホームページをリニューアルします。現在業者さんにお願いして工事中です。リニューアル後はLINEでもご相談頂けます。

「土曜日以外」の午前か午後、3時間の枠でご予約承ります。費用は15000円です。ご要望があれば自宅でのお灸のレクチャーもやらせて頂きます。長野本院に限り鍼灸のお試し治療もこの範囲内で承ります。

前もってのご相談無しでもホームページ内からエアリザーブで予約承ります。治療も希望されるかたは備考欄に治療も希望と書いてください。

東京分院へのお問い合わせはホームページリニューアル後から行わせていただきます。

 

 

 

 

 

 

お気軽にお問い合わせ下さい TEL 0268-75-0187 診療受付時間 月曜日~土曜日9:00~19:00

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